皆さんこんにちは!パパ育児応援団のずっちです。
はじめてパパになるプレパパさんや父親になったばかりの新米パパさんの中には、
「妻やおなかの中の赤ちゃんのために何かしたい!!!」
と思っている方は多いのではないでしょうか?
しかし、いざ何かをしようとしても、何をすればいいか見当がつかなかったり、良かれと思ってした行動が逆に悪い結果になってしまうことが、多々あります。
では、なぜそうなってしまうのでしょうか??
答えはとても簡単です。
多くの場合、妊娠・出産・育児に関する知識や理解が足りないことが理由です。
妊娠・出産・育児に関する知識・理解を男性が深めることで、次のような効果があると私は考えています。
- 父親としての自覚が早めに芽生える。
- 妊娠中にパートナーの抱える心配や不安、苦労を理解できるようになる。
- 万が一の時に備えて、事前にシミュレーションができる。
- 夫婦で負担を分担し、育児を楽しめるようになる。
- 夫として、お父さんとして自分に何ができるか考えられるようになり、その結果、行動につながる。
しかし残念ながら、日本では自分から行動しない限り、妊娠・出産・育児について詳しく知る機会は多くありません。(義務教育では誰も教えてくれません。。。)
特に男性は女性よりも学ぶ機会やコンテンツが限定されています。
そこで、男性の皆さんにオススメしたいのが妊娠・出産・育児に関する本を読むことです。
この記事では、男性の皆さんが妊娠・出産・育児について学ぶのに適した本について、ランキング形式で紹介していきます!
【この記事は??】
- 妊娠・出産・育児に関する理解を深めるオススメの本5冊をランキング形式で紹介。
- 5冊それぞれ特徴が異なるため、自分に必要な本が見つかります!
- ママからパパへのプレゼントとしても最適。
- 20冊以上の妊娠・出産・育児に関する本を読んだ筆者が厳選。
- それぞれの本の要点とオススメする人をわかりやすく・丁寧に解説。
それでは、男性が主体的にかかわる妊娠・出産・育児を一緒に目指していきましょう!
男性のための妊娠・出産・育児本 選び方のポイント
まずは、妊娠・出産・育児本の選び方のポイントを紹介していきます。
①正確で十分な情報が掲載されている本を選ぼう!
世の中は、妊娠・出産・育児に関する情報が溢れています。
「赤ちゃんはこう育てるべき」
「妊娠中、○○してはいけない」
「パパとママはこんなに違う」
これらの情報の中には「3歳児神話」、「母乳神話」などといった古い考え方、根拠のない噂・迷信のようなものも少なくありません。
これらの誤った情報で迷ったり、苦しむことになる親たちもいるでしょう。
誤った情報から身を守るためには、正確で偏りのない情報に触れることが重要です。
妊娠と出産については、母体である奥さんとおなかの赤ちゃんの命にかかわることがありますので、特に注意が必要です。
本を選ぶ時は筆者や監修者を良くチェックすることをオススメします。
【正しい情報を提供してくれる本の特徴】
- 産婦人科医、小児科医が執筆・監修している
- 育児支援をしている団体が発行している
正確な情報を得るためには、専門家の本を手に取るのが一番!
特に妊娠・出産はお医者さんが監修しているものを選びましょう。
②夫婦が協力して、育児することを追求しよう!
現在、男性の育児参加がとても注目されています。
この記事を読んでくれている男性の皆さんも積極的・主体的に育児に参加したいと思っているのではないでしょうか。
しかし、社会はまだ変化の途中です。
「男は仕事、女は家」という性別役割分業の考え方や、「お父さんはこうあるべき」「お母さんはこうあるべき」といった役割期待の考え方はまだまだ社会にあるのが現状です。
そんな考えを乗り越えて、夫婦で協力して育児することが、これからパパママになる人には求められています。
育児に関する本を選ぶときは、ママとパパが同等に育児に参加することを前提にしているものを選ぶことが大切です。
【パパの育児参加を後押ししてくれる本の特徴】
- 内容が常に「ママ」と「パパ」の両方に向けたになっている本
- 古い性別役割分業での育児の限界について、指摘している本
- 妊娠中であっても、パパのできることを具体的に示している本
- 「パパが言ってはいけないNGワード」などネガティブな側面だけを特集した本
- パパに対して、「家事をしよう」「妻に寄り添って」など、抽象的な内容しか書いていない本
- 「パパがママを手伝う」など、家事・育児のメインが女性であるという前提がある本
育児において、パパにできないことはおっぱいからの授乳だけであり、それ以外のことはすべてできます!
是非、夫婦で育児をすることを前提とした本を見つけて、読んでください!
③先輩パパママの経験談から育児の大変さを知る!
出産や子育ては人生の中でも一番幸せな時間とされています。
しかし、夢のない話ですが、現実はそんなに美しいものではなく、泥臭く、大変で、孤独な時間です。
また、妊娠・出産・育児に想定外のトラブルは付き物です。
またそのトラブルに、これと言った答えがないことがほとんどです。
普通に生活していると見えにくいだけで、答えのない子育ての中でたくさんの親が不安を抱えたり、苦労をしています。
これからパパ・ママになる方にとって、これからの育児を楽しみにするのと同じぐらい、これから待ち受けているかもしれないリスクや大変さについて事前に知り、心と身体の準備と万が一の時のシミュレーションをしておくことはとても重要です。
そのため、リアルな育児の実態や先輩パパママの体験談に、本を通して触れることはとても有意義です。
【妊娠・出産・育児の大変さがわかる本の特徴】
- 子どもも、親も、ひとりひとり違うことを前提に書いている
- 妊娠・出産のリスクについて、適切に説明している
- 赤ちゃんとの一日の生活が詳細に描かれている
- 子育てに正解はないことを基本としている
出産や育児の大変さを具体的に想像して、自分たち夫婦にあった育児スタイルを考えることのきっかけとして、本を読むことはとてもいいと思います!
男性にオススメの妊娠・出産・育児に関する本 ランキング!
ここからは、筆者がプレパパや新米パパにオススメする本を、ランキング形式で紹介していきます。
それではどうぞ!!!
第1位 ふたりは同時に親になる
項目 | 評価 |
---|---|
妊娠・出産に関する情報 | △ |
子育てに関する情報 | ◎ |
夫婦の協力・パパできること | ◎ |
育児のリアル・先輩パパママ体験談 | ◎ |
こんな人におすすめ!!
- もう少しで、子どもが生まれるパパさん
- 育休を取得するか悩んでいるパパさん
- 子育てに対して、夫婦間で認識にずれがあると感じているパパさん
- 子育てしたいけど、会社など周りの目が気になるパパさん
本書の特徴
筆者は「産後の夫婦の協業」をテーマとしたワークショップやイベントを運営実施している狩野さやかさん。
本書では赤ちゃんが産まれてからの育児の大変さ、難しさについて、統計データやパパ・ママの体験談を上手に組み合わせて、わかりやすく解説しています。
そして何と言っても最大の特徴は、「なぜパパとママの間に、ずれが生じてしまうのか」、そのうえで「どうすれば、ずれを乗り越えていけるのか」について、丁寧に考え、述べている点です。
- 育児の現場、ママとパパのそれぞれのリアルってどんなものなのか?
- 古い子育てと仕事のイメージが、どんな風にパパとママをすれ違わせるのか?
- 初めての育児を前に、どのように夫婦で心の準備すればいいのか?
- 自分たちの子育てスタイルを構築するためにどうすればいいのか?
本書で取り扱われているこれらのテーマは、すべての親になる(なった)の夫婦が一度立ち止まって、ふたりで考えるべき重要な内容です。
この本を読んで、自分たち夫婦の子育てについて想像して、準備したり、模索したりするきっかけにするのはいかがでしょうか??
第2位 嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本
項目 | 評価 |
---|---|
妊娠・出産に関する情報 | ◎ |
育児に関する情報 | 〇 |
夫婦の協力・パパできること | ◎ |
育児のリアル・先輩パパママの体験談 | △ |
こんな人におすすめ!!
- 将来子どもが欲しいと思っている男性のみなさん
- 妻の妊娠が発覚したばかりのプレパパさん
- 第二子、第三子を授かり、改めて妊娠・出産について勉強したいパパさん
本書の特徴
「妊娠・出産」というテーマはどうしても、母体であるママやおなかの中の赤ちゃんにスポットライトがあたります。
そのため、妊娠・出産に関する本の多くは、女性を対象とした構成になっています。
そんな中、我々男性のための唯一の妊娠・出産本が、この「ダンナのための妊娠出産読本」です!
出産育児本の多くは女性の視点で書かれていて、まれに男性の視点があったとしても、それは「イクメンになるために教科書」という(笑)。迷えるダンナにとっては、プレッシャーとストレスしか得られません。
この本では、お産にまつわることで、ダンナが知っておきたい最小限の「正しい情報」と、肩の荷をおろせる(かもしれない)心得をやんわりと伝えていこうと思っています。
引用:ダンナのための妊娠出産読本
本の紹介にもあるように、本書はパパに妊娠・出産について、まず正しい情報をしっかり知ってもらうことを目標にしており、その上で妊娠から出産にかけてパパに何ができるかを考える内容となっています。
「妊娠・出産に関する正しい情報を産婦人科医が紹介する」と聞くと、なんかお堅い本のような印象を受けるかもしれませんが、そんなことは一切ありません!
人気漫画・ドラマ「コウノドリ」のモデルとなった産婦人科医の荻田和秀さんが筆者なんですが、本文は大阪弁を交えながら、専門的な内容もかみ砕いた、どなたでもわかりやすい文章となっています。
何よりもいいのが、妊娠・出産にまつわるアレコレについて、荻田医師のお医者さんとしての意見が気持ちいいぐらいはっきりと書かれているところです。
- あれダメこれダメに根拠ナシ
- 夜中のメシに付き合わすな
- 自己判断で市販薬は使わんといて
- 「マタ旅」はやめなはれ
- 嫁ハンが陥る「育児雑誌症候群」
このようなキャッチーな切り口で、妊娠・出産についてしっかりと学べる本はこの1冊だけです!!
妊娠・出産に関して悩んだ時の判断をする「ものさし」として、本書を利用するのも、とてもいいと思います!
第3位 漫画 コウノドリ
項目 | 評価 |
---|---|
妊娠・出産に関する情報 | ◎ |
育児に関する情報 | 〇 |
夫婦の協力・パパできること | 〇 |
育児のリアル・先輩パパママの体験談 | 〇 |
こんな人におすすめ!!
- 妊娠・出産・育児について知りたいけど、新書を読むのは苦手というパパさん
- 出産への付き添いを希望・予定しているパパさん
- 妊娠・出産のリスクについて理解を深めたいパパさん
- 単純に面白い漫画やドラマを探している男性のみなさん
本書の特徴
「コウノドリ」は作者 鈴ノ木ユウの周産期医療を舞台にした超人気医療漫画です。
先ほどもちらっと紹介しましたが、ランキング第2位の「ダンナのための妊娠出産読本」の筆者である荻田医師がモデルとなった漫画です。
「コウノドリ」が漫画だからと言って、侮ってはいけません。
妊娠・出産に関する情報量は全巻読めば、第2位で紹介した 「ダンナのための妊娠出産読本」 を優に超えますし、妊娠・出産に関する物語となっていることから、親になる人々が直面しうるリスクを題材にし、その時の親たちの感情も巧みに描かれています。
フィクションでありながら、ノンフィクションかのようなリアルな妊娠・出産の現場がそこにはあります。
出産は病気ではない。
だから皆幸せなものだと思い込んでいる。
多くの妊娠出産を見れば見るほど思う。
出産は奇跡なんだ。
漫画「コウノドリ」の一節です。
多くのパパに「コウノドリ」を読んでいただいて、自分の子どもが生まれるということが、どれほど幸運で、奇跡的なことなのか知っていただけたら嬉しいです。
必ず、父親として自分はどうするべきか、考えるきっかけになってくれると思います!
「コウノドリ」に関するお得な情報!
『コウノドリ』読みたいけど、漫画はちょっと高くて買えないなー
と思った、そこのあなたに朗報です。
「コウノドリ」を無料で見る方法があります!
それは、ドラマ版「コウノドリ」をAmazonプライムまたはU-NEXTで視聴するという方法です!!
ドラマ版「コウノドリ」は映像としてな妊娠・出産の現場を体験できるコンテンツになっているので、本当におすすめです!
特に立ち合い出産を予定している夫婦のパパさんにとって、「出産がどんな様子なのか」「自分は何をするのか」を想像するのにぴったりですので、ドラマ版を見ることを強くおすすめします。
詳しくは次の記事で紹介していますので、是非ご覧ください。
実は私も、漫画よりも先にドラマ版を見ました。
映像としてより具体的なイメージを持ちたい方はドラマ版を、よりたくさんの妊娠・出産の事例について知りたい方は漫画版をおすすめします!!
第4位 最新!はじめての妊娠・出産(育児) 新百科
項目 | 評価 |
---|---|
妊娠・出産に関する情報 | 〇 |
育児に関する情報 | 〇 |
夫婦の協力・パパできること | 〇 |
育児のリアル・先輩パパママの体験談 | △ |
こんな人におすすめ
- 百科事典系の本は種類がたくさんありすぎて、どれを買えばいいかわからない方
- お家に百科事典系の妊娠・出産・育児本がまだない方
- 最新の情報にアクセスしたい方
本書の特徴
数ある百科事典系の妊娠・出産・育児本の中では、たまひよグループが出している「最新!初めての妊娠・出産(育児)新百科」を皆さんにオススメしたいと思います。
一番のおすすめポイントは「情報が新しい」という点です。
妊娠・出産・育児の常識は日々変わっており、情報のアップデートが重要です。
タイトルにも「最新!」とあるように、妊娠・出産本の方は2021年発行、育児本は2020年発行となっており、情報が常にアップデートされています。
また、監修もそれぞれ産婦人科医・小児科医の先生が行っているため、情報の質についても保証されています。
構成もイラストや写真が豊富に使用されていて、子どもの成長段階に合わせた解説や各種トラブルへの対応方法も、とても分かりやすいです。
百科事典ですので、「気になることがあったら調べる」といった使い方た向いています。
もう一点特筆すべきところは、母乳を除いて、どんな場面でもパパとママが同等に取り扱われている点です。
【例】
- 不快なことがあると赤ちゃんは泣いて訴えます。泣かれるとママやパパは不安や戸惑いを感じるかもしれませんが、…
- 赤ちゃんは信頼しているママやパパに触れられるのが大好き。
- 赤ちゃんに負担をかけない、快適なおむつ替えをママだけでなく家族みんなができるようにしましょう。
「これから育児をするぞ!!」と意気込んでいるパパにとって、ママと違う扱いをされることは結構なストレスです。
この本については、パパとママを並列にしているので、安心してお読みいただけると思います!
まだ百科事典系の本がお家にないという方は、是非お家に1冊(厳密には2冊)いかがでしょうか?
※すでに別の百科事典系の妊娠・出産・育児本を奥さんが買ってしまったという方は、特に新しく買う必要はありません。基本的な情報はどの百科事典にも同じように載っています。
第5位 新しいパパの教科書
項目 | 評価 |
---|---|
妊娠・出産に関する情報 | 〇 |
育児に関する情報 | 〇 |
夫婦の協力・パパできること | 〇 |
育児のリアル・先輩パパママの体験談 | △ |
こんな人におすすめ
- 育児に対してこれまで関心がなく、どうすればいいかかわからない男性の皆さん
- 制度やお金に関する情報を確認したいパパさん
- パパ友をつくりたいパパさん
本書の特徴
最後に紹介するのは、父親の育児参加を推進する日本最大の団体、NPO法人「ファザーリングジャパン」が出した「新しいパパの教科書」です。
【ファザーリングジャパン ホームページ】
本書では妊娠・出産・育児に参加するパパを取り巻くいろんな場面を切り出して、知っているようで知らない疑問にわかりやすく答えくれます。
- 育休制度ってどんなものなのか?
- 妊娠・出産・育児にかかるお金ってどうなのか?
- パパ友をつくるためには?
- 子どもとどんなふうに遊べばいいのか?
すでに紹介した本には書かれていないような、パパに特化したテーマで本が構成されており、「これまで育児について考えたこともないし、何も知らない」という方が大枠を把握するのに便利な一冊だと思います。
まとめ
この記事では、筆者がパパにおすすめする妊娠・出産・育児本を紹介してきました。
どの本も特徴があるので、是非自分に合った本を探して読んでみてください!
育児本として第1位の「ふたりは同時に親になる」、妊娠・出産本として第2位の「ダンナのための妊娠出産読本」の2冊を読むことをおすすめします。
パパが抑えておくべき基本的な情報は、この2冊で網羅できてしまうので大変おすすめです。
ドラマ「コウノドリ」をお得にみて、妊娠・出産・育児の具体的イメージをするのはいかがでしょうか?
映像でみるのは、本を読むのとは全く違ったインパクトを与えてくれます!
本と同じぐらいおすすめです!
もしも、読んでほしい・レビューしてほしい妊娠・出産・育児本があれば、是非コメントください!
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
皆さんのお役に少しでもたてれば、嬉しいです。
ずっち